平成30年度 かづの厚生病院 病院指標

  1. 年齢階級別退院患者数
  2. 診断群分類別患者数等(診療科別患者数上位5位まで)
  3. 初発の5大癌のUICC病期分類別並びに再発患者数
  4. 成人市中肺炎の重症度別患者数等
  5. 脳梗塞の患者数等
  6. 診療科別主要手術別患者数等(診療科別患者数上位5位まで)
  7. その他(DIC、敗血症、その他の真菌症および手術・術後の合併症の発生率)
年齢階級別退院患者数ファイルをダウンロード
年齢区分 0~ 10~ 20~ 30~ 40~ 50~ 60~ 70~ 80~ 90~
患者数 178 53 36 60 86 201 432 620 721 177
《定義》
・平成30年4月~平成31年3月に退院された患者様を対象としています。
・年齢については入院日時点の年齢を基準として集計しています。
《解説》
・60歳以上の患者割合が全体の7割を超えており、地域社会の高齢化を反映しています。
・0歳以上10歳未満の患者数が比較的多いのは、平成31年度9月までの周産期に発生した病態および先天性の疾患を疑っての観察入院も含まれております。
診断群分類別患者数等(診療科別患者数上位5位まで)ファイルをダウンロード
小児科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
040090xxxxxx0x 急性気管支炎、急性細気管支炎、下気道感染症(その他)   副傷病:なし 45 4.16 6.19 0.00 1.16
060380xxxxx0xx ウイルス性腸炎   手術・処置等2:なし 23 3.91 5.42 4.35 5.22
040100xxxxx00x 喘息   手術・処置等2:なし 副傷病:なし 14 3.86 6.62 0.00 2.79
030270xxxxxxxx 上気道炎   12 3.50 4.96 0.00 2.17
0400801199x00x 肺炎等(1歳以上15歳未満) 手術なし 手術・処置等2:なし 副傷病:なし 10 3.80 5.71 0.00 4.20
《定義》
・DPCコードとは入院で行われた治療行為を最も医療資源を投入した傷病名に手術、処置の有無などを組合わせて示したもので「診断群分類」と呼ばれます。
・平成30年4月~平成31年3月に退院された患者様を対象とし、診療科別のDPC分類での症例トップ5を症例数、当院の平均在院日数、転院率、平均年齢の項目ごとに集計しました。
・集計結果が10件未満の場合は「-」表示としています。

《解説》
・気管支炎や喘息、肺炎などの呼吸器疾患の患者様が多くを占めています。
外科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
060035xx99x60x 結腸(虫垂を含む。)の悪性腫瘍 手術なし 手術・処置等2:6あり 副傷病:なし 69 3.59 4.41 0.00 68.96
060040xx99x60x 直腸肛門(直腸S状部から肛門)の悪性腫瘍 手術なし 手術・処置等2:6あり 副傷病:なし 41 3.00 4.33 0.00 72.37
060160x001xxxx 鼠径ヘルニア(15歳以上) ヘルニア手術 鼠径ヘルニア等 31 7.71 4.96 0.00 75.65
060035xx99x70x 結腸(虫垂を含む。)の悪性腫瘍 手術なし 手術・処置等2:7あり 副傷病:なし 25 4.40 4.88 0.00 71.84
060330xx02xxxx 胆嚢疾患(胆嚢結石など) 腹腔鏡下胆嚢摘出術等 22 9.05 6.52 0.00 66.32
《定義》
・DPCコードとは入院で行われた治療行為を最も医療資源を投入した傷病名に手術、処置の有無などを組合わせて示したもので「診断群分類」と呼ばれます。
・平成30年4月~平成31年3月に退院された患者様を対象とし、診療科別のDPC分類での症例トップ5を症例数、当院の平均在院日数、転院率、平均年齢の項目ごとに集計しました。
・集計結果が10件未満の場合は「-」表示としています。

《解説》
・結腸・直腸の悪性腫瘍といった消化器疾患が多く、化学療法や手術を行っているほか鼠経ヘルニア、胆のう結石などの疾患も増加傾向にあり、積極的な治療に取り組んでいます。
整形外科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
160760xx97xxxx 前腕の骨折 手術あり 51 11.16 5.68 1.96 69.76
160800xx01xxxx 股関節・大腿近位の骨折 人工骨頭挿入術 肩、股等 27 58.30 26.30 37.04 82.37
160690xx99xx0x 胸椎、腰椎以下骨折損傷(胸・腰髄損傷を含む。) 手術なし 副傷病:なし 26 21.00 19.61 0.00 76.73
160800xx99xx0x 股関節・大腿近位の骨折 手術なし 副傷病:なし 12 19.42 14.45 41.67 79.08
160800xx97xxxx 股関節・大腿近位の骨折 その他の手術あり 14.76
《定義》
・DPCコードとは入院で行われた治療行為を最も医療資源を投入した傷病名に手術、処置の有無などを組合わせて示したもので「診断群分類」と呼ばれます。
・平成30年4月~平成31年3月に退院された患者様を対象とし、診療科別のDPC分類での症例トップ5を症例数、当院の平均在院日数、転院率、平均年齢の項目ごとに集計しました。
・集計結果が10件未満の場合は「-」表示としています。

《解説》
・前腕骨骨折に対する手術入院が最も多く、患者様の平均年齢は69.7歳でしたが、それ以降に多い股関節・大腿近位、胸椎・腰椎骨折に関しては平均年齢79.1歳と高齢者の骨折が多くみられます。
形成外科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
080010xxxx0xxx 膿皮症   手術・処置等1:なし 7 10.14 12.51 0.00 73.86
050180xx02xxxx 静脈・リンパ管疾患 下肢静脈瘤手術等 3 9.00 2.85 0.00 66.67
080007xx97xxxx 皮膚の良性新生物 その他の手術あり 3 6.67 6.06 0.00 59.33
100100xx97x1xx 糖尿病足病変 手術あり 手術・処置等2:あり 3 64.00 48.53 0.00 81.00
180060xx97xxxx その他の新生物 手術あり 3 5.00 6.33 0.00 45.00
《定義》
・DPCコードとは入院で行われた治療行為を最も医療資源を投入した傷病名に手術、処置の有無などを組合わせて示したもので「診断群分類」と呼ばれます。
・平成30年4月~平成31年3月に退院された患者様を対象とし、診療科別のDPC分類での症例トップ5を症例数、当院の平均在院日数、転院率、平均年齢の項目ごとに集計しました。

《解説》
・蜂巣炎(DPC名称:膿皮症)が最も多く、その他多岐にわたった疾患に対しての手術、治療等を行っております。
脳神経外科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
010060x2990401 脳梗塞(脳卒中発症3日目以内、かつ、JCS10未満) 手術なし 手術・処置等1:なし 手術・処置等2:4あり 副傷病:なし 重症度:発症前Rankin Scale 0、1又は2 40 29.23 16.18 17.50 73.68
010230xx99x00x てんかん 手術なし 手術・処置等2:なし 副傷病:なし 40 8.30 7.28 2.50 59.53
030400xx99xxxx 前庭機能障害 手術なし 38 3.45 5.10 0.00 69.26
010060x2990411 脳梗塞(脳卒中発症3日目以内、かつ、JCS10未満) 手術なし 手術・処置等1:なし 手術・処置等2:4あり 副傷病:1あり 重症度:発症前Rankin Scale 0、1又は2 27 31.48 18.22 40.74 79.81
160100xx97x00x 頭蓋・頭蓋内損傷 その他の手術あり 手術・処置等2:なし 副傷病:なし 26 17.23 9.69 3.85 76.23
《定義》
・DPCコードとは入院で行われた治療行為を最も医療資源を投入した傷病名に手術、処置の有無などを組合わせて示したもので「診断群分類」と呼ばれます。
・平成30年4月~平成31年3月に退院された患者様を対象とし、診療科別のDPC分類での症例トップ5を症例数、当院の平均在院日数、転院率、平均年齢の項目ごとに集計しました。
・集計結果が10件未満の場合は「-」表示としています。

《解説》
・脳梗塞に対する治療も積極的に行われており、早期からリハビリテーションを実施することにより後遺症予防にも努めています。また回復期リハビリテーション施設と連携することにより、早期の自宅復帰を目指しています。そのため脳梗塞の転院率が高くなっております。
・今年度の集計ではてんかんに対する患者数も多くなりました。
産婦人科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
120010xx99x70x 卵巣・子宮附属器の悪性腫瘍 手術なし 手術・処置等2:7あり 副傷病:なし 8 3.75 4.52 0.00 71.00
140010x199x00x 妊娠期間短縮、低出産体重に関連する障害(出生時体重2500g以上) 手術なし 手術・処置等2:なし 副傷病:なし 8 5.63 6.17 0.00 0.00
120170xx99x0xx 早産、切迫早産 手術なし 手術・処置等2:なし 7 20.00 19.69 0.00 33.71
12002xxx02x0xx 子宮頸・体部の悪性腫瘍 子宮頸部(腟部)切除術等 手術・処置等2:なし 6 3.33 3.20 0.00 37.33
120010xx99x50x 卵巣・子宮附属器の悪性腫瘍 手術なし 手術・処置等2:5あり 副傷病:なし 5 3.80 4.61 0.00 79.00
《定義》
・DPCコードとは入院で行われた治療行為を最も医療資源を投入した傷病名に手術、処置の有無などを組合わせて示したもので「診断群分類」と呼ばれます。
・平成30年4月~平成31年3月に退院された患者様を対象とし、診療科別のDPC分類での症例トップ5を症例数、当院の平均在院日数、転院率、平均年齢の項目ごとに集計しました。

《解説》
・平成30年10月から周産期医療の集約、医師が非常勤体勢になったのに伴い、入院の患者数が少ない集計結果となりました。
眼科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
020110xx97xxx0 白内障、水晶体の疾患 手術あり 重症度:片眼 17 3.00 2.84 0.00 80.24
020110xx99xxxx 白内障、水晶体の疾患 手術なし 2.43
《定義》
・DPCコードとは入院で行われた治療行為を最も医療資源を投入した傷病名に手術、処置の有無などを組合わせて示したもので「診断群分類」と呼ばれます。
・平成30年4月~平成31年3月に退院された患者様を対象とし、診療科別のDPC分類での症例トップ5を症例数、当院の平均在院日数、転院率、平均年齢の項目ごとに集計しました。
・集計結果が10件未満の場合は「-」表示としています。

《解説》
・白内障の手術を積極的に行っております。
泌尿器科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
110310xx99xx0x 腎臓または尿路の感染症 手術なし 副傷病:なし 47 14.09 12.58 0.00 82.51
110080xx991x0x 前立腺の悪性腫瘍 手術なし 手術・処置等1:あり 副傷病:なし 22 2.00 2.53 0.00 73.05
110200xx02xxxx 前立腺肥大症等 経尿道的前立腺手術等 17 12.12 8.65 0.00 75.41
110280xx02x00x 慢性腎炎症候群・慢性間質性腎炎・慢性腎不全 動脈形成術、吻合術 その他の動脈等 手術・処置等2:なし 副傷病:なし 15 11.13 8.75 0.00 65.40
110280xx99000x 慢性腎炎症候群・慢性間質性腎炎・慢性腎不全 手術なし 手術・処置等1:なし 手術・処置等2:なし 副傷病:なし 11 13.82 12.05 0.00 66.27
《定義》
・DPCコードとは入院で行われた治療行為を最も医療資源を投入した傷病名に手術、処置の有無などを組合わせて示したもので「診断群分類」と呼ばれます。
・平成30年4月~平成31年3月に退院された患者様を対象とし、診療科別のDPC分類での症例トップ5を症例数、当院の平均在院日数、転院率、平均年齢の項目ごとに集計しました。
・集計結果が10件未満の場合は「-」表示としています。

《解説》
・平成30年度より泌尿器科医師が常勤となったのに伴い入院患者の受け入れも再開となりました。尿路感染が最も多く、続いて前立腺の悪性腫瘍やその他の疾患に対して、手術、その他治療などを積極的に行っております。
循環器内科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
050050xx99100x 狭心症、慢性虚血性心疾患 手術なし 手術・処置等1:1あり 手術・処置等2:なし 副傷病:なし 39 3.56 3.01 5.13 69.44
050130xx99000x 心不全 手術なし 手術・処置等1:なし 手術・処置等2:なし 副傷病:なし 29 27.28 17.66 10.34 83.10
050210xx97000x 徐脈性不整脈 手術あり 手術・処置等1:なし、1,3あり 手術・処置等2:なし 副傷病:なし 20 12.50 11.01 0.00 80.25
050210xx99000x 徐脈性不整脈 手術なし 手術・処置等1:なし 手術・処置等2:なし 副傷病:なし 7.78
040081xx99x00x 誤嚥性肺炎 手術なし 手術・処置等2:なし 副傷病:なし 20.92
《定義》
・DPCコードとは入院で行われた治療行為を最も医療資源を投入した傷病名に手術、処置の有無などを組合わせて示したもので「診断群分類」と呼ばれます。
・平成30年4月~平成31年3月に退院された患者様を対象とし、診療科別のDPC分類での症例トップ5を症例数、当院の平均在院日数、転院率、平均年齢の項目ごとに集計しました。
・集計結果が10件未満の場合は「-」表示としています。

《解説》
・狭心症などの虚血性心疾患に対する心臓カテーテル検査を目的とした入院も多く、1泊2日から2泊3日の入院で平均在院日数も短い傾向です。
・心不全、徐脈性不整脈も増加傾向にあり、高齢化に伴い入院期間も長期化する傾向がみられます。
消化器内科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
060340xx03x00x 胆管(肝内外)結石、胆管炎 限局性腹腔膿瘍手術等 手術・処置等2:なし 副傷病:なし 41 14.07 10.08 0.00 74.98
060100xx01xx0x 小腸大腸の良性疾患(良性腫瘍を含む。) 内視鏡的大腸ポリープ・粘膜切除術 副傷病:なし 39 5.00 2.67 0.00 66.10
040040xx9900xx 肺の悪性腫瘍 手術なし 手術・処置等1:なし 手術・処置等2:なし 19 20.05 14.58 10.53 80.11
040081xx99x00x 誤嚥性肺炎 手術なし 手術・処置等2:なし 副傷病:なし 19 36.47 20.92 31.58 85.21
100070xx99x100 2型糖尿病(糖尿病性ケトアシドーシスを除く。)(末梢循環不全なし。) 手術なし 手術・処置等2:1あり 副傷病:なし 重症度:85歳未満2型糖尿病(糖尿病性ケトアシドーシスを除く。)(末梢循環不全なし。) 手術なし 手術・処置等2:1あり 副傷病:なし 重症度:85歳未満 17 20.29 13.90 0.00 65.82
《定義》
・DPCコードとは入院で行われた治療行為を最も医療資源を投入した傷病名に手術、処置の有無などを組合わせて示したもので「診断群分類」と呼ばれます。
・平成30年4月~平成31年3月に退院された患者様を対象とし、診療科別のDPC分類での症例トップ5を症例数、当院の平均在院日数、転院率、平均年齢の項目ごとに集計しました。
・集計結果が10件未満の場合は「-」表示としています。

《解説》
・胆管結石・胆管炎・胆のう炎に対する内視鏡的手術施行症例が多く、胆道ステント留置術や胆道結石除去術、経皮的胆管ドレナージ術など低侵襲な手術が
なされています。
・小腸、大腸の良性腫瘍に対しての内視鏡的手術も積極的に行っております。
・糖尿病に関する症例に対しては状況に応じて、糖尿病の高血糖・低血糖の急性期対応や糖尿病の教育入院なども行っております。
初発の5大癌のUICC病期分類別並びに再発患者数ファイルをダウンロード
初発 再発 病期分類
基準(※)
版数
Stage I Stage II Stage III Stage IV 不明
胃癌 16 3 1 2 45 2 1 第7版
大腸癌 8 34 65 44 63 56 1,2 第7版,第8版
乳癌 0 2 2 1 10 0 1 第7版
肺癌 0 0 0 4 24 1 1 第7版
肝癌 0 0 1 0 6 1 1,2 第7版,第8版
※ 1:UICC TNM分類,2:癌取扱い規約
《定義》
・罹患率の高い5つのがん(胃癌、大腸癌、乳癌、肺癌、肝癌)を病期(ステージ)ごとに集計したものです。
・病期(ステージ)は①がんの大きさや進展度、②リンパ節転移、③遠隔転移の有無によって決定し、数字が大きくなるにつれ、癌が進行していると表されます。
・①~③のうち1つでも不明な項目がある場合は病期(ステージ)分類を不明としています。
・平成30年度(平成30年4月から平成31年3月まで)に退院された患者様が対象です。
《解説》
・大腸癌の患者数が最も多く、次いで胃癌、肺癌となっています。当院では内視鏡的治療、腹腔鏡的治療、手術、抗がん剤治療といった治療法を行っております。また、患者様の苦痛を和らげる緩和ケアの体制やがん患者相談窓口を設けてケアの体制を整えております。
成人市中肺炎の重症度別患者数等ファイルをダウンロード
患者数 平均
在院日数
平均年齢
軽症 6 23.83 59.50
中等症 60 23.08 81.88
重症 17 27.53 83.88
超重症 7 9.43 86.29
不明 0 0.00 0.00
《定義》
・入院契機病名および最も医療資源を投入した傷病名が肺炎、急性気管支炎、急性細気管支炎であり、その中でICD-10コードがJ13~J18で始まるものに限定して集計しております。
・インフルエンザ等、ウイルス性肺炎、誤嚥性肺炎は除外しております。
・平成30年度(平成30年4月から平成31年3月まで)に退院された患者様が対象です。
・重症度は市中肺炎ガイドラインによる重症度分類システム(A‐DROPシステム)により分類し、重症度分類の各因子が一つでも不明な場合は「不明」と分類しています。
【重症度】
 ①男性70歳以上、女性75歳以上
 ②BUN≧21mg/ml以上または脱水あり
 ③SpO2 90%以下
 ④意識障害あり
 ⑤血圧(収縮期)90mmHg以下

《解説》
・市中肺炎とは、普段の社会生活を送っている中で罹患した肺炎の事を言います。重症度2,3の患者様が多く全体の6割を占めています。平均在院日数は重症度3が最も長いが、重症度1,2もそれほどの違いはない状況です。平均年齢は80歳代が多い傾向にあります。
・呼吸器のみならず多くの科で肺炎症例を取り扱うことがあり、全身状態を慎重に管理しながら適切に診療にあたっています。
脳梗塞の患者数等ファイルをダウンロード
発症日から 患者数 平均在院日数 平均年齢 転院率
3日以内 117 33.84 77.72 29.91
その他 6 29.50 73.33 33.33
《定義》
・医療資源を最も投入した傷病のICD-10がI63$である脳梗塞の患者数、平均在院日数、平均年齢、転院率を集計しております。
・発症日から「3日以内」「その他」に分けた数値を記載しております。
・「転院」については、退院先が「4 他の病院・診療所への転院」とし、転院患者数/全退院数 の値が転院率となっています。

《解説》
・発症日から3日以内の症例がほとんどを占めており急性期の脳梗塞に対して集中的な治療を行っております。
・手術の有無に関わらずリハビリテーションによる治療も入院期間に行われております。
診療科別主要手術別患者数等(診療科別患者数上位5位まで)ファイルをダウンロード
外科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K672-2 腹腔鏡下胆嚢摘出術 27 2.70 6.48 0.00 65.56
K634 腹腔鏡下鼠径ヘルニア手術(両側) 23 1.22 5.87 0.00 74.52
K719-3 腹腔鏡下結腸悪性腫瘍切除術 15 5.60 14.67 0.00 74.47
K6113 抗悪性腫瘍剤静脈内持続注入用植込型カテーテル設置(頭頸部その他) 11 1.36 4.27 0.00 70.00
K718-21 腹腔鏡下虫垂切除術(虫垂周囲膿瘍を伴わないもの) 9 0.22 5.11 0.00 38.56
《定義》
・手術術式の点数表コード(Kコード)により集計を行っています。
・輸血関連(K920$)は除外しています。
・術前、術後日数の定義は以下の通りです。
 ①術前日数…入院日~手術日(手術日当日は含まない)の日数
 ②術後日数…手術日(手術当日は含まない)から最終的な退院日までの日数
・一連の入院において複数回の手術をした場合は、主たる手術のみ計算しています。
・平成30年度(平成30年4月から平成31年3月まで)に退院された患者様が対象です。

《解説》
・外科で手術件数が多いのは腹腔鏡下胆嚢摘出術です。次いで鼠経ヘルニア手術、結腸悪性腫瘍切除術と続いています。いずれも入院期間が短い傾向です。なお、外科ではこの他にも消化器・呼吸器・乳腺・甲状腺などに対しての手術なども行われており多岐にわたった治療を行っています。
整形外科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K0461 骨折観血的手術(上腕) 32 5.38 46.34 31.25 77.09
K0483 骨内異物(挿入物を含む。)除去術(前腕) 30 1.00 3.60 0.00 67.47
K0463 骨折観血的手術(足) 18 4.72 26.83 0.00 60.61
K0462 骨折観血的手術(下腿) 17 4.00 14.24 0.00 56.82
K0732 関節内骨折観血的手術(手) 16 4.56 12.06 0.00 73.81
《定義》
・手術術式の点数表コード(Kコード)により集計を行っています。
・輸血関連(K920$)は除外しています。
・術前、術後日数の定義は以下の通りです。
 ①術前日数…入院日~手術日(手術日当日は含まない)の日数
 ②術後日数…手術日(手術当日は含まない)から最終的な退院日までの日数
・一連の入院において複数回の手術をした場合は、主たる手術のみ計算しています。
・平成30年度(平成30年4月から平成31年3月まで)に退院された患者様が対象です。

《解説》
・当院では様々な部位の骨折観血的手術を多く行っております。術後にはリハビリテーションを行い、安心安全に日常生活を送れるように治療が行われております。
形成外科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K0301 四肢・躯幹軟部腫瘍摘出術(躯幹) 5 0.80 6.00 0.00 63.00
K0062 皮膚腫瘍摘出術(露出部以外)(長径3㎝以上,6㎝未満) 3 0.67 3.33 0.00 67.33
K0134 分層植皮術(200以上) 3 22.33 47.67 0.00 82.67
K0841 四肢切断術(足) 3 1.33 54.00 33.33 76.33
K0842 四肢切断術(指)(足) 2 0.50 11.50 0.00 88.00
《定義》
・手術術式の点数表コード(Kコード)により集計を行っています。
・輸血関連(K920$)は除外しています。
・術前、術後日数の定義は以下の通りです。
 ①術前日数…入院日~手術日(手術日当日は含まない)の日数
 ②術後日数…手術日(手術当日は含まない)から最終的な退院日までの日数
・一連の入院において複数回の手術をした場合は、主たる手術のみ計算しています。
・平成30年度(平成30年4月から平成31年3月まで)に退院された患者様が対象です。

《解説》
・最も多い主要手術は軟部腫瘍摘出術となっていますが、糖尿病の合併症などによる四肢切断術など多岐にわたった手術を行っております。
脳神経外科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K164-2 慢性硬膜下血腫洗浄・除去術(穿頭による) 22 2.59 21.14 9.09 79.23
K1425 脊椎固定術、椎弓切除術、椎弓形成術(多椎間又は多椎弓の場合を含む。)(椎弓切除) 3 2.00 8.33 0.00 67.33
《定義》
・手術術式の点数表コード(Kコード)により集計を行っています。
・輸血関連(K920$)は除外しています。
・術前、術後日数の定義は以下の通りです。
 ①術前日数…入院日~手術日(手術日当日は含まない)の日数
 ②術後日数…手術日(手術当日は含まない)から最終的な退院日までの日数
・一連の入院において複数回の手術をした場合は、主たる手術のみ計算しています。
・平成30年度(平成30年4月から平成31年3月まで)に退院された患者様が対象です。

《解説》
・慢性硬膜下血腫穿頭洗浄・除去術が多く22件となりました。平均年齢は79.2歳と高齢者に対して多く施行されております。
泌尿器科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K783-2 経尿道的尿管ステント留置術 24 0.54 5.08 0.00 74.71
K610-3 内シャント設置術 21 7.86 11.95 4.76 70.24
K8411 経尿道的前立腺手術(電解質溶液利用のもの) 18 2.28 8.61 0.00 76.11
K8036イ 膀胱悪性腫瘍手術(経尿道的手術)(電解質溶液利用のもの) 7 4.14 6.14 0.00 77.29
K7981 膀胱結石摘出術(経尿道的手術) 5 2.00 3.60 0.00 79.80
《定義》
・手術術式の点数表コード(Kコード)により集計を行っています。
・輸血関連(K920$)は除外しています。
・術前、術後日数の定義は以下の通りです。
 ①術前日数…入院日~手術日(手術日当日は含まない)の日数
 ②術後日数…手術日(手術当日は含まない)から最終的な退院日までの日数
・一連の入院において複数回の手術をした場合は、主たる手術のみ計算しています。
・平成30年度(平成30年4月から平成31年3月まで)に退院された患者様が対象です。

《解説》
・前立腺肥大症などの患者様や人工透析の患者様に対してのシャント術などの手術が上位を占めています。
循環器内科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K5972 ペースメーカー移植術(経静脈電極の場合) 17 4.06 8.71 0.00 78.82
K597-2 ペースメーカー交換術 8 1.00 8.50 0.00 83.75
《定義》
・手術術式の点数表コード(Kコード)により集計を行っています。
・輸血関連(K920$)は除外しています。
・術前、術後日数の定義は以下の通りです。
 ①術前日数…入院日~手術日(手術日当日は含まない)の日数
 ②術後日数…手術日(手術当日は含まない)から最終的な退院日までの日数
・一連の入院において複数回の手術をした場合は、主たる手術のみ計算しています。
・平成30年度(平成30年4月から平成31年3月まで)に退院された患者様が対象です。

《解説》
・ペースメーカー交換や移植術を主とした手術を行っております。
消化器内科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K7211 内視鏡的大腸ポリープ・粘膜切除術(長径2センチメートル未満) 45 0.84 3.58 0.00 67.51
K654 内視鏡的消化管止血術 27 1.33 15.56 11.11 71.04
K688 内視鏡的胆道ステント留置術 27 2.00 11.22 3.70 83.48
K686 内視鏡的胆道拡張術 23 4.74 20.13 4.35 74.74
K708-3 内視鏡的膵管ステント留置術 20 2.85 8.05 0.00 63.15
《定義》
・手術術式の点数表コード(Kコード)により集計を行っています。
・輸血関連(K920$)は除外しています。
・術前、術後日数の定義は以下の通りです。
 ①術前日数…入院日~手術日(手術日当日は含まない)の日数
 ②術後日数…手術日(手術当日は含まない)から最終的な退院日までの日数
・一連の入院において複数回の手術をした場合は、主たる手術のみ計算しています。
・平成30年度(平成30年4月から平成31年3月まで)に退院された患者様が対象です。

《解説》
・消化器における手術件数の多いものは内視鏡によるポリープの切除術です。この手術は入院日数が短く、多くが治癒切除できた症例です。
・胆道、膵管などの胆道系に対する手術も比較的多く施行されております。
その他(DIC、敗血症、その他の真菌症および手術・術後の合併症の発生率)ファイルをダウンロード
DPC 傷病名 入院契機 症例数 発生率
130100 播種性血管内凝固症候群 同一 5.00 0.20
異なる 16.00 0.62
180010 敗血症 同一 3.00 0.12
異なる 7.00 0.27
180035 その他の真菌感染症 同一 0.00 0.00
異なる 0.00 0.00
180040 手術・処置等の合併症 同一 5.00 0.20
異なる 0.00 0.00
《定義》
・最も医療資源を投入した傷病名が播種性血管内凝固(DPCコード130100)、敗血症(DPCコード180010)、その他の真菌症(DPCコード180035)、手術、
 術後の合併症(DPCコード180040)について患者数をカウントしております。
・平成30年度(平成30年4月から平成31年3月まで)に退院された患者様が対象です。

《解説》
・播種性血管内凝固症候群や敗血症は重症な患者様の手術後の状態悪化に伴うことが多く、早期の診断と治療開始で懸命な治療にあたっています。
・手術・処置などの合併症は診療上で手術や処置などを施行するのに伴い一定の割合で発生してしまう病態です。主なものとして手術後の出血や創部の感染症
 などが挙げられます。手術・処置に伴う合併症は必ず発生するものではありませんが、どんな手術・処置にでも起こる可能性があるものです。当院では入院契機と同一である症例数が多い結果となりました。
更新履歴
2019/09/30
「平成30年度 病院情報の公表」更新